第2回目の訪問 いじめ対応アドバイザー「訪問資料」
~教室内での教師の関わりがいじめ問題への対応につながる~
- 1.どんな心が、いじめにつながるのか?
- ①意地悪な心…わざと人を困らせたり、つらく当たったりする心。
②軽率な心……物事を深く考えずに軽々しく行う心。
③気軽な心……堅苦しくなくて、気がおけないさま。
④敵対心………相手を敵とみなして対抗する心。
※ 自己中心的な思考 →「他を思いやる」「相手の立場に立つ」このような心・気持ち・思考・行動力は、日々の教師の姿・言動・対応から培われる。
※ 各家庭においては、「日々接している大人の姿・言動が、子に反映する。 子どもは目の前の大人の「背中を見て育つ!」
- 2.教室内での「話す・聞く」の関わりが重要
- (1)上記「①~④」の言動を見逃さないこと!
教師の口癖が、子ども達に影響を与える。
(例) 自分が大切にされたかったら、相手を(も)大切にする。
聞くことは人間を大切にする第一歩である。
働かざる者食うべからず。 等々…。
(2)朝の会→個人の話を全体に広げる「教師のかかわり」
・面白くない話を面白くする。…感心・意欲を高める
・分からない話を分かるようにする。…聞こうとする習慣を身につける。態度
(3)給 食→どんな行動を取ったら、「次に該当するのか」具体的な姿をその時・その場で学習。→考えられる対応策を。
・自己中心的な心
・他を思いやる 相手の立場に立つ
(4)終わりの会→ ※ 終わりよければ全てよし!
・感謝したい人
・拍手を贈りたい人
・頑張っていた人 などなど。
教師が見つけて紹介する→教室の雰囲気「学級のルール」
- 3.授業中 人との関わりを大切にする
- ①自己中心的な心→自分の考え。
②他を思いやる→ 決まりやルールではなく、実感させる!
③相手の立場に立つ
・「同じです」と言われる教室と「無反応な教室」
・「応援されると気分上々」 体験させる・実感させる。
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- 4.指導要録の「関心・意欲・態度」
- 「関心」…ある物事に特に心を引かれ、注意を向けること。
↓
「意欲」…進んで何かをしようと思うこと。また、その心の働き。
↓
「態度」…物事に対したときに感じたり考えたりしたことが、言葉・表情・動作などに現れたもの。
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- 5.求める授業「像」!
- 学校生活の中で一番長い時間を占める日々の授業で、「どんな子ども達の姿になってほしい」ですか?
①目標を設定すること。
②仮説を立てること。
③以前の姿との変化を明確にする観点を決める。
④子ども達と共に成長すること。
- 6.崇高な職業の自覚を
- 教師が望む子どもに育てるためには、「子ども本人をその気にさせる」こと。そのためには、子どもの心を動かす教師の関わりが大事になってきます。
教師は、子ども達を育てる崇高な職業です。今後も、子ども達を導いてください。
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