オフィス「和み」

ネットで「小学校教育」を支援・助言します。

いじめ対応訪問資料1
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第1回目の訪問  いじめ対応アドバイザー「訪問資料」

1.子ども一人一人の姿をよく観て、小さな変化に気づくこと。
①登校時刻、欠席状況、持ち物や宿題の提出、服装、言葉遣いなど、基本的生活習慣の乱れにいち早く気づく。

②授業中の姿勢、態度、発言の様子など、学習の集中度の変化にいち早く気づく。
※ 声かけする。(相談活動、子どもだけではなく、保護者にも連絡) 
◎学校生活で一番長い時間を占める授業を大切にする。何とかなると思っていても何ともならない。事前準備・教材研究など、教師自身の努力と工夫が必要。

2.いじめアンケートは、子どもと保護者とで、話し合って回答させる。
①学校で実施するいじめアンケートを知らない保護者がいる。我が子の状況を把握する機会を持つ。

②「いじめられている」だけではなく「いじめている」も項目に入れる。
※学校教育と家庭教育が同じ方向で進まないと子どもは育たない。  小学校教育での保護者の存在は、いじめの抑止・防止に効果絶大である。
3.人は起こしたことで非難されるのではなく、起こしたことにどう対応したか、によって非難されるのである。
クライシスコミュニケーションの3キーワード
①迅速な意志決定と行動「スピード」

②疑惑を招かぬ迅速な情報開示「情報開示」

③学校側の理論の判断に注意「社会的視点からの判断」

 ※ いじめは教師の見えないところで発生する。

いじめ予防対策は大切であるが、発生時にどう対応するかが最も重要である。担任は「 ? 」に「 ? 」を持って対処する。
◎2つの「?」に、あなたはどんな言葉を入れますか?


4.「私事化」を理解して、教育を展開する。
①私事化は、今までのように組織や集団に意味を見出すのではなく、私生活の中に意味を見出する考え方。
極論→社会規範ではなく自分流の価値観!

※ 教師は「集団」を大切にしたい。しかし、保護者は「我が子だけ」を大切にしてほしい。
(例)私の子どもが悪いことをしたのは分かりますが、先生の怒り方で家の子は「学校へ行きたいない」と言っています。不登校になったらどうしますか? 
(答)教師が一方的に「指導・指示・説教」するのではなく、お家の方々を応援しお家の方に「指導・指示・説教」をお願いする。「2」同様
◎・いいこと(プラス事項)は「連絡帳」 ・悪いこと(マイナス事項)は「口頭」


5.学校のチーム創り
①「6年間で子ども達を育てる」チーム創り。
※指導教諭・研究主任を中心とした学校研究がその役割を担っている。基本的な教師の構えをそろえることも1つである。

②「相談できる雰囲気を創り出す」チーム創り。
※「校長が変わると学校が変わる。教頭が変わると先生達が変わる」と言われるように、管理職の力量によって学校全体の雰囲気が創られる。特に、教師達に近い「主幹教諭」の存在は大きい。

 子ども達が、「満足する授業」・「輝く授業」・「活動する授業」・「活躍する授業」等を展開している学級に「いじめ」は発生しにくい。

 最近、私は次の2点を改善する必要を感じている。

1.担任は大変忙しい。

 だから、「教材研究・事前シミュレーションができない。」と感じている。子ども達の前に立つ教師は、教材研究が最大の武器である。課題・発問(主と副)という武器を持たずに、子ども達の前に立つと撃沈する。
 学校全体で「教材研究・学年研究」を大事にする運営を考えてほしい。

2.職員会・職員朝礼が少ない。

 若い教師が増える学校現場であるからこそ、「職員朝礼」で日々の重要事項を確認する。黒板に書いてあっても、君に書いてあっても、読む時間を確保できない。今日1日をシミュレーションする時間「職員朝礼→学年打合せ」を短時間であって確保することが、教育の伝承にもつながる。
 学校研究ばかりではなく、学校行事も教育の場である。「意義・流れ・注意点・昨年度の反省」などを明確にして、若い先生を育てる場にする。
※「分からなかったら、質問して?」は、親切なようで全然駄目である。なぜならば、「分からないことが、分からない」からである。まさしく、「やってみせ・言って聞かせて・させてみて。誉めてやらねば人は育たず(動かず)」である。

子ども達は、未来の大人です。未来の日本を背負っていくは子ども達なのです。だからこそ、教育が重要なのです。教師として、未来の日本を背負っていくことができる素地を導いて下さい。期待し祈念し応援しています。

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